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2006.12.28
拉致を扱った芝居にまたも注目

東京・下北沢の駅前劇場で拉致被害者家族を扱った芝居が上演されたが、毎度のように、テレビや新聞が多数報道している。「拉致」は普通の題材と違うのだろうか。

いくつかのテレビでは舞台の様子を映像で紹介していた。新聞はローカル紙までもが「拉致事件を題材に演劇 東京で初演 各地で上演へ」と報じている。

この芝居は、78年に鹿児島から北朝鮮に拉致された市川修一さん(当時23)、増元るみ子さん(同24)らを題材にした「たまてばこ、ほら」。鹿児島大学出身の女優・若宮優子さんが企画し、脚本を手掛けた。増元さんの姉・平野フミ子さんも声で出演し、増元さんにあてた手紙を読み上げている。後援として「救う会鹿児島」が名を連ね、鹿児島公演も予定されている。「北朝鮮」を扱うというより、「残された家族の思い」を描いているようだ。

公演は12/26〜29 若宮優子プロデュース「たまてばこ、ほら」@下北沢・駅前劇場

若宮優子と仲間達


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