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2006.11.18
ベテラン演劇人が劇団設立

55歳以上が入団条件のさいたまゴールド・シアターの平均年齢は現在66.9歳だが、このたび設立し下北沢ザ・スズナリで旗揚げ公演(12/6〜13)を行う劇団「パラダイス一座」は平均79歳だ。さらに、この劇団に参加するのはベテラン演劇人・演劇関係者である。メンバーの中には「歴史上の人物」だと思っていた人も含まれている。なお今回の公演のチケットは完売!

出演は、文学座代表で日本劇団協議会会長の戌井市郎氏(90)、青年劇場の演出家瓜生正美氏(82)、「ドラえもん」のスネ夫の声を長く担当していたベテラン声優の肝付兼太氏(71)、本多劇場などのオーナー本多一夫氏(72)、数多くのミュージカルを手掛けた演出家中村哮夫氏(75)、音楽も担当するジャズピアニスト高橋悠治氏(68)のほか、独文学者の岩淵達治氏(79)能楽師の観世栄夫(79)が映像出演。スタッフも装置は妹尾河童氏(76)、宣伝写真は荒木経惟氏(66)とベテラン揃い。

公演を企画したのは演出家の流山児祥氏。自らプロデュース公演も行うが、1997年に「45歳以上限定」の劇団「楽塾」も結成している。この劇団の現在の平均年齢は55歳。年1〜2回の公演を行っているが、来年は10周年記念公演として「下北沢本多劇場での上演を予定している。

なお、パラダイス一座は3年間限定で公演を行うという。また、本多一夫氏が産経新聞の7月のインタビューに、来年2月に年配者向け小劇場「楽園」(キャパ約70名)を下北沢にオープンする計画があると答えていたが、連動しそうな動きと言えよう。

流山児★事務所


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