2006.9.19
パリの国立劇場こけら落としにク・ナウカ
パリで10月にオープンする新しい国立劇場のこけら落とし公演に、日本の劇団ク・ナウカ(宮城聰主宰)が登場する。欧米の国立劇場のオープニングを日本の劇団が飾るのは前例がない。宮城氏も「出演依頼が来たときは驚いた」と。
この劇場はクロード・レヴィ・ストロース劇場。エッフェル塔近くの国立ブランリー河岸美術館内に建設された。約500の客席をもつ本格的な劇場で、主にフランス以外の演劇、舞踊などを上演するという。
確かにク・ナウカへの出演依頼も驚きだが、国立劇場なのに国外の演劇・舞踊を専門とするものがあることにも驚かされる。「日本の国立劇場だから日本人を多く出演させるべきでは」などという議論は起きないのだろう(演劇部門のことではない)。
代表作「マハーバーラタ」を10月5日から4日間にわたって上演する。
ク・ナウカ
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