2006.8.27
イッセー尾形「太陽」が拡大ロードショー
昭和天皇を一人の人間として描いていたため日本公開は不可能だろう、と予想されていた映画「太陽」が、東京・名古屋の2館(銀座シネパトス、名古屋シネマスコーレ)でひっそりと公開されたのが8月5日。フタをあけてみたら、連日満員御礼で、上映回数を増やし、19日からは吉祥寺と川崎で上映開始。さらに26日からは横浜、横須賀、埼玉、千葉でも始まり、今後、旭川、松本、四日市、広島、豊橋、岐阜、福井、新潟、石川、岸和田、大津、伊勢、小倉、長崎、京都、仙台などでの公開も予定されているという・・・。まさに、急拡大だ。
映画「太陽」は、ロシアを代表する映像作家アレクサンドル・ソクーロフ監督が歴史上の人物を描く全4部作のうち、ヒトラーの「モレク神」、レーニンの「Telets」に続く第3作目。今回は昭和天皇ヒロヒトに焦点を当て、敗戦直前からマッカーサーとの会見を経て人間宣言を決断するまでを描く。昭和天皇役にイッセー尾形、共演は佐野史郎、桃井かおりなど。とにかく、イッセー尾形が演じる昭和天皇がすごいらしい。役者の存在感、作りこみのスゴサが堪能できると。強い意志をもって配給を決断したスローラーナーに拍手!
「太陽」公式サイト
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