週刊StagePowerTopPage
日刊StagePower

乾坤一滴
NYの日本人俳優
西山水木の使い方

野平総研!!
テレビ文芸時評

レコメンの殿堂
お気楽鑑賞記
目撃者
TheStageTribune
特集:さいたまGT
特集:小劇場史
週刊SP企画室

NEWSバックナンバー
過去の連載・記事
取材のお願い
Onlineインタビュー
このサイトは?
NEWS ON STAGE
(1052)

2006.3.6
ブサイコロジカルをITmediaが特集

昨年8月に配信した「SNSで誕生の劇団」ブサイコロジカルのことが、IT総合情報ポータルサイトのITmediaで採り上げられた。情報通信のニュースサイトがどこに注目したのかというと、その劇団結成および活動とのITとの関係にあるようだ。

ITmediaが3月3日付で配信したのは「ITは、いま」という特集。タイトルは「素人だらけの“IT劇団” ネットの力で超満員」というものだ。劇団結成の呼びかけから始まり、超満員で終えた第一回公演(2005年11月)と、現在および第二回公演に向けての活動が紹介されている。

その内容はこうだ。まずはSNSの「GREE」での呼びかけ。2004年11月に「素人ですが舞台とかやりたい」と。同じSNSのmixiでもコミュニティを作り、劇団系のサイトの掲示板でも募集をかけたのだとか。その結果10人以上が集まった。そして今度は「キャスト募集」。あえて素人限定とし、「素人の劇団員がもがいて演劇人になっていくさまを、サイトを使ってドキュメント」として掲載していく計画。で、GREEやmixi、公式サイトの募集に対して、なんと100人弱!の応募があったのだとか。恐るべしSNS!

オーディションは60人ほどが受け、19〜41歳の10人が合格。その後、七転八倒の稽古を経て、公演4ヶ月前になってようやく台本読みができるまでになったという。

さて、この劇団ブサイコロジカルのユニークなところは、その制作活動にある。レポートによると、「営業スタッフ」を配置してサイトのバナー広告を売ったのだとか。その結果、4〜5社から広告が入り、60〜70万円の売り上げがあったんだと。(信じがたい!) また、「ブログの活用法を考えるセミナー」を開催し、スポンサーから出資を得た。3社が参加し、20万円の黒字を出した。ポッドキャスティングにも取り組み、月間1万5千ダウンロードの人気となった。劇団公式サイトの月間ページビュウは50〜60万となり、チケットは公演直前に売り切れたという。11月25日の初公演では当日券も売り切れ、入場できない人まで出たということである。

現在、第二回公演を準備中。ただし、キャスト全員が入れ替わり、スタッフも座長も代わるんだとか。お金もまたいちから稼ぎなおし。・・・というシステムはちょっと問題かもしれない。第二回公演は今年の8月を予定。出演者募集中。

ITmedia:素人だらけの“IT劇団” ネットの力で超満員
参考:2005.8.19■SNSで誕生の劇団がPodcasting配信


ニュース募集