2006.1.13
加藤康介容疑者逮捕!
一部で「演劇ストーカー」と呼ばれ、映画や音楽やグラフィックデザインや広告などなどの幅広い世界にも迷惑をかけて有名だった自称作家加藤康介容疑者(27)が、脅迫容疑で神奈川県警山手署に11日逮捕された。
新聞各紙の報道によると、今回の容疑は昨年12月21日、横浜市中区の作家荻野アンナさんの母親(82)方に電話し、「娘の携帯電話の番号を教えろ。教えなければ命がないぞ」と脅した疑い。その後、約1週間にわたり、教えられた荻野さんの携帯電話や母親宅に二十数回電話を掛け、逆探知で割り出されたという。加藤容疑者は「電話をしたかどうか覚えていない」と容疑を否認しているという。
なお、この段階ではひとつの脅迫事件だけが採り上げられていたわけだが、その後東京スポーツが「演劇界の超有名人だった! 荻野アンナさん母脅迫男の正体」と、過去の遍歴とを結びつける報道を行っている。
「加藤康介」の名前が演劇界に登場したのはもう十年以上前になる。ここ数年は無名の若手劇団が脅しの対象となっているが、当時は有名小劇場劇団の新感線やそとばこまちがターゲットとなっていた。初期のエピソードとしては、そとばこまち公演中の劇場を訪れ、生瀬勝久に会わせろ、招待にしろ、とロビーで暴れたというのがある。生瀬(なませ)さんのことを「オレはイクセさんの友達だ」と言ったためバレたらしい。
今後、起訴となるかどうかが注目されている。
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