毎年恒例の日本劇作家協会新人戯曲賞が決定した。受賞作は京都府在住の田辺剛氏の「その赤い点は血だ」。

今年で第１１回を迎える日本劇作家協会の新人戯曲賞は、今回も公開審査会が12月10日に東京・紀伊國屋サザンシアターで開催された。応募総数１７７作の中から二回の審査をへて最終５作品が選ばれ、観客の面前で討論が行われ、最優秀一作が決定した。副賞は50万円。公開審査会の審査員は川村毅、斎藤憐、土田英生、永井愛、平田オリザ、横内謙介、渡辺えり子の７名。受賞作を含む最終候補作をすべて掲載した「優秀新人戯曲集２００６」は、ブロンズ新社から刊行されている。（￥１，６００＋消費税）

第11回日本劇作家協会新人戯曲賞

受賞作「その赤い点は血だ」田辺剛(たなべつよし)（京都府在住　３０歳）
佳作「アナザー」やまうちくみこ（東京都在住　３５歳）

日本劇作家協会
ブロンズ新社
参考：2005.10.24■劇作家協会新人戯曲賞候補決まる