2005.11.25
アングラですから勲章はもらえませんっ
こだわってます唐十郎。この秋、お国からの勲章「紫綬褒章」が贈られることになっていたが、2週間考えたあげく「お客さんに対する礼儀」として断ったという。
夕刊フジの取材によると、昭和45年の岸田国士戯曲賞、58年の芥川賞など、これまで演劇でも文学でも数々の賞を受賞してきたが、「どれも民間の賞」である。反体制反権力のアングラ演劇のヒトとしては、国家の勲章ってものだけは、もらえないということだ。
以下、夕刊フジの抱腹絶倒記事
「紅テントで泥臭い活動を続けてきた。国から賞を与えられると、国がバックグラウンドというか、国にアイデンティティーを与えられたようで、芝居の作り方が変わってしまう」
ちなみに岸田賞をもらったときでさえ、「アングラが市民権を得やがって」と非難する向きもあった。
「僕は紅テントでも、お客さんにワイルドスピリッツを求めている。受章のために尽力してくださった関係者の方々にはじゅうじゅう謝ったが、今回の辞退はお客さんに対する礼儀です」
唐十郎65歳、枯れてません。
ZAKZAK 2005/11/24 アングラの意地、唐十郎さん紫綬褒章辞退していた
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