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(997)

2005.11.22
横浜国大「唐ゼミ」の2739日が本に!

唐十郎が横浜国大教育人間科学部の教授に就いたのは1997年10月1日。初講義では教室の黒板をぶち抜いて登場したという。2005年1月、赤い木馬に乗って最終講義を行い定年退職した。その間の2739日を記録した本が本年9月に出版された。いくつかの書評に採りあげられ、話題となっている。

「教室を路地に! 横浜国大VS紅テント 2739日」
唐十郎・室井尚 岩波書店 1785円
■2005年9月27日刊
■ISBN4-00-022544-8 C0074

書評
朝日新聞(朝刊) 2005年11月20日
沖縄タイムス(朝刊) 2005年11月5日
日本経済新聞(朝刊) 2005年10月9日

劇作家であり演出家でもあり役者でもある唐十郎は劇団状況劇場(通称:紅テント)を率い、1960年代に「アングラの旗手」「風雲児」などと呼ばれ、機動隊に取り囲まれての公演や、寺山修司の「天井桟敷」との乱闘騒ぎなどで知られる。その唐が国立大学の先生となり若者に何を教えたというのか。また、授業中の私語やケータイを鳴らすなどが一般化している大学の教室で、唐がいかに戦ったのか。そこいらの大学生であった普通の若者が、普通に卒業して国立大学出の看板を背負って就職すればいいものを、「唐ゼミ★」などという劇団を結成したうえで学外へと旅立っていく・・・いったい何が起きていたというのか・・・。

岩波書店「教室を路地に! 横浜国大VS紅テント 2739日」


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