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(977)

2005.9.19
全国巡回の演劇ワークショップが人気

「公共ホール演劇製作ネットワーク事業」は(財)地域創造が中心となり、全国の複数の公共ホールと共同で作品づくりを行うもの。平成11年度の「ネネム-おかしなおかしなオバケのはなし-」から始まり、平成17年度は「<滞在型創作ワークショップ>「イッセー尾形ができるまで」と題して、6月28日から10月30日まで全国8会場を巡回しての演劇ワークショップを行っている。一般から出演者を募集し、イッセー尾形と演出家森田雄三の指導のもとで芝居づくりを行う。四日間の稽古と二日間の公演だ。

5会場めの北九州芸術劇場のワークショップ(9/13〜16)には30名の募集に対し6倍の201名もの応募があったそうだ。森田さんの稽古は1日3時間、結局130名が参加した。他の会場でも多すぎてクラス分けを行って実施した。

イッセー尾形さんも稽古と公演に参加する。本格的な稽古だ。森田さんのダメ出しは細かく厳しい。どうしてもテレビドラマ的な説明芝居になってしまう参加者としっかりと対峙している。

参加費は1日1000円程度(1日のみの参加も可能)。かなり画期的な企画である。

そもそも、一般の人が「演技」に触れる機会は少ない。その状況は、ゲームやアニメのクリエイターも同じ。吹き替えやモーションキャプチャーという演技に関する現場が増えているが、演技の方法論を知る機会が得られていないのが現状だ。一般の人が演技に触れるワークショップが実施されるのは貴重である。演技は作品のクオリティの大きな要素であるのだから。

イッセー尾形のつくり方
(財)地域創造


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