2005.9.8
フジとライブドア共同でミュージカル
フジテレビとライブドアがもめまくったあげくに提携すると発表し、どんな新しいメディア像を見せてくれるのかと期待していたわけだが・・・。
「両社の初めての本格的な共同事業」と位置づけられる企画が発表された。共同でミュージカルを制作し、来年1月の公演を共催するという。作品は米ブロードウェーの人気ミュージカル「グランドホテル」の日本版。フジが舞台を制作し、ライブドアがインターネットでの宣伝やチケット販売を担当する。
フジテレビはこれまでも舞台の制作を行っていた。ライブドアはインターネットでの宣伝やチケット販売は専門分野でもある。お互いがお互いのメディアを使い、得意なジャンルを担当する「共同事業」である。
・・・というか、「分担作業」のような・・・これって「共同」と言うのだろうか?
今回の事業が成功すれば、エンタテインメント分野での次の業務提携にもつなげたいとしている。
この場合の「成功」とは、「制作」では上質の舞台が仕上がることであり、「宣伝・チケット販売」では動員と興行収入を意味する。つまり、興行としての成功だ。テレビとインターネットという二つのメディアが融合したこととは全く別の要素である。「分担」からもう一歩踏み込んで、「電車男」的プロモーション展開に期待したい。
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