2005.7.2
月刊ユリイカ7月号は小劇場特集
青土社の月刊ユリイカ2005年7月号の特集は、「この小劇場を観よ! なぜ私たちはこんなにもよい芝居をするのか」。小劇場演劇に対する逆風が言われる中、「やけくそというかやぶれかぶれのイキのいい表現が、雨後の筍のように出てきている気がする」「小劇場ブームのリバイバル」が起きているかも、という編集部の見解をベースに特集が組まれている。
主な内容は、ケラと長塚圭史(阿佐ヶ谷スパイダース)の対談「小劇場のスピリッツとはなにか」、江本純子(毛皮族)・土屋亮一(シベリア少女鉄道)・三浦大輔(ポツドール)・本谷有希子(劇団、本谷有希子)による座談会「居酒屋の片隅で、世界をめざす〜わたしたちの夢と野望、あと金〜」、うにたもみいち氏による小劇場の注目女優解説「小劇場界2005年の名花たち」、内野儀氏による劇団ポジショニングマップ「J演劇をマッピング/ザッピングする」などなど。チェルフィッチュの岡田利規氏やシベリア少女鉄道の土屋亮一氏らの論考なども。
また、「この劇団がすごい'05」として、タイトルだけは「このミス」のノリで、今面白い新旧の注目40劇団をピックアップした労作も。
■「この劇団がすごい'05」
阿佐ヶ谷スパイダース、ARICA、イデビアン・クルー、イマージュオペラ、うずめ劇場、Ort-d.d、KATHY、クアトロ・ガトス、グラインd−マン、黒沢美香、毛皮族、劇団PINK TRIANGLE、劇団フライングステージ、劇団、本谷有希子、五反田団、コンドルズ、シベリア少女鉄道、身体表現サークル、男子はだまってなさいよ!、丹野賢一、チェルフィッチュ、デス電所、地点、手塚夏子、鉄割アルバトロスケット、dots、中野成樹+フランケンズ、ニットキャップシアター、ニブロール、庭劇団ペニノ、野鳩、BATIK、発条ト、ペンギンプルペイルパイルズ、ほうほう堂、boku-makuhari、ポツドール、珍しいキノコ舞踊団、遊園地再生事業団、指輪ホテル
青土社、ユリイカ2005年7月号 内容紹介
定価1300円(本体1238円)
ISBN4-7917-0135-6
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