2005.6.27
トヨタの振付家賞は公開審査会で
トヨタ自動車株式会社は、メセナ活動の一環として世田谷パブリックシアターと提携のもと、「トヨタ コレオグラフィーアワード2005」を選ぶ。最終審査は公開で行う。公開審査というと、ひと劇団10分程度のプレゼンを行って審査する「ガーディアン・ガーデン演劇フェス」や、日本劇作家協会による新人戯曲賞がある。ダンス振付部門でも行われているということだ。
本年は、161件の応募の中から、選考委員会にてファイナリストとして8組の振付家が選出された。当アワードは、次代を担う振付家の発掘、育成を目的とし、2001年に創設(本年4回目)、一般公募の中から選考委員会にて選ばれたファイナリスト8組が世田谷パブリックシアターにおいて作品を上演(30分以内)、審査委員による審査により「次代を担う振付家賞」(1名)、および観客投票による「オーディエンス賞」(2名)を決定する。
“ネクステージ”(最終審査会)は7月9(土)、10日(日)、山海塾主宰天児牛大氏(あまがつうしお)を審査委員長とし、演劇批評家の鴻 英良氏(おおとりひでなが)、アメリカより塩谷陽子氏(しおやようこ)(ジャパン・ソサエティ舞台公演部部長)、カナダよりディアンヌ・ブッシェ氏(アーツコンサルタント)、イギリスよりバル・ボーン氏(ダンスアンブレラ・アーティスティックディレクター)を迎え、国際的に第一線で活躍されている5名による審査とする。なお、今回より会場を従来のシアタートラムから世田谷パブリックシアターに変更し、より多くの観客に公開することにより、現代舞踊の観客層の拡大をめざす。
アワードを受賞した振付家は、世田谷パブリックシアターから、次年度(2006年度)にシアタートラムまたは世田谷パブリックシアターにおける受賞者公演の場を提供され、トヨタ自動車からその作品製作費の一部として200万円が授与される(本年より増額)。また昨年より、さらに新たな活動の場を広げることを目的に、「TOYOTA海外サポート」を新設、受賞後2年以内に海外公演を行う場合、渡航費および運搬費を対象として、総額100万円までを支援する。
■“ネクステージ”(最終審査会)ファイナリスト (五十音順)
- 新鋪 美佳 (あらしき・みか)
- 岩淵多喜子(いわぶち・たきこ)
- 宇都宮 忍/戒田 美由紀/合田 緑/高橋 砂織/得居 幸/三好 絵美(うつのみや・しのぶ、かいだ・みゆき、ごうだ・みどり、たかはし・さおり、とくい・みゆき、みよし・えみ)
- 岡田 利規(おかだ・としき)
- 岡田 智代(おかだ・ともよ)
- 黒沢 美香(くろさわ・みか)
- 鈴木ユキオ(すずき・ゆきお)
- 隅地 茉歩(すみじ・まほ)
トヨタ・ニュースリリース
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