４月２６日の朝日新聞夕刊の文化面に、たった９行の小さな記事で、歴史的な一歩が記録された。

今年度から設立された新国立劇場の演劇研修所が4月22日に、東京・西新宿の「芸能花伝舎」内で開講式を開き、19歳から30歳までの第一期生15人が入所した。

同劇場演劇部門の芸術監督である栗山民也所長、日本舞踊の花柳太郎、歌舞伎の中村又蔵らを講師として、演技の基礎のほか、伝統芸能、ダンス、演劇史などを３年かけて学ぶ。