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2005.4.22
勘三郎、3ヶ月で28万人動員!

現在、東京・歌舞伎座で十八代中村勘三郎の襲名披露興行が続いているが、その人気がすさまじい。月ごとに発売されたチケットは、すべて売り出し初日に完売となったもよう。「3月から5月までの3ヶ月公演は昼夜2回の席がほぼ満席。昨年の海老蔵襲名披露は2カ月でしたから、記録的な人気です」(歌舞伎座宣伝部)。約1900席で2回公演が月に25日。それが3ヶ月だから延べ約28万5000人が勘三郎を鑑賞する。これを金額で計算すると(座席×種別料金の総和)、約40億円(週刊StagePower調べ)となる。

3ヶ月28万人という数字は、他の公演と比較しても巨大である。もちろん、同じ作品を一定期間上演し続ける公演との比較は難しいが、例えば四季の「マンマ・ミーア!」は1年間で45万人、四季の「ライオンキング」も1年で40万人。帝劇の「レ・ミゼラブル」は3ヶ月で23万人である。また堂本光一の「SHOCK is Real Shock」は2ヶ月で14万人、宝塚の「白昼の否妻/宙組公演」や「花の宝塚風土記/月組公演」などは2ヶ月で12万人である。(いずれも2003年、ぴあ総研「エンタテインメント白書2004」より)

なお、勘三郎の襲名披露興行は、この後、6月には博多座で、7月には大阪松竹座で、10月には名古屋御園座で、来年には京都南座での公演が予定されている。一人の座長興行で、これだけの人気となるのはめったにない。ちなみに新感線やキャラメルボックスの人気公演の場合、約4万人の動員である。

歌舞伎座
勘三郎襲名披露興行


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