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2004.11.28
「野田版研辰の討たれ」再演決定!

「研辰(とぎたつ)」の再演が決定した。2001年の初演時に演劇賞を総ナメにした作品だ。野田秀樹の脚色・演出の歌舞伎で、中村勘九郎の主演作品。 今回は勘九郎の「名跡・中村勘三郎襲名披露興行」として上演される。公演会場も、東京・歌舞伎座と、大阪・大阪松竹座の二箇所。東京は五月、大阪は七月である。

第十八代目中村勘三郎襲名披露興行

五月 歌舞伎座(5/3〜27)
昼 弥栄芝居賑
夜 髪結新三
  野田版 研辰の討たれ

七月 大阪松竹座(7/3〜28)
昼 口上
  藤娘
  伊賀越道中双六
夜 野田版研辰の討たれ

ちなみに、2004年12月の歌舞伎座「十二月大歌舞伎」公演が勘九郎の名での最後の公演だが、その演目「今昔桃太郎」は渡辺えり子の新作である。勘九郎の初舞台が「昔噺桃太郎」の桃太郎役ということで、渡辺の書き下ろしは「大喜利 苦労納御礼(くろうのかいありかんしゃかんしゃ) 今昔桃太郎(いまはむかしももたろう)」と題されている。この場合の「大喜利」ってのは、『笑点』のそれとは違うんだよね・・・幕見800円で見るしかないかしら・・。歌舞伎座のサイトには

「桃の花散る、のどかな村の春。鬼退治からはや幾歳。あの桃太郎(勘九郎)は自分では歩けないほど太った身体を台車に乗せ、犬と猿に引かせるダラけ切った姿に、昔の面影は皆無です。どうやらこれは、鬼が英雄桃太郎を骨抜きにするために、仕掛けた罠らしいのですが……。来年の勘三郎襲名を控え、勘九郎としての最後の舞台となる作品は、盟友・渡辺えり子の書き下ろし。桃太郎役で初舞台を踏んでから、四十五年間の勘九郎の軌跡をたどる、楽しい大喜利です。」
とある。面白そうだ。

歌舞伎座


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