2004.11.03
東京で歌舞伎の映画館上映決定!
大ヒットした歌舞伎「野田版 鼠小僧」(作・演出 野田秀樹、中村勘九郎主演)が東京の映画館・東劇で上映される。この作品は、2003年8月、歌舞伎座で上演された舞台の映像版で、「シネマ歌舞伎」と呼称されている。
「シネマ歌舞伎」とは・・・歌舞伎の舞台作品をHD高性能カメラで撮影し、デジタル上映致するもの。サウンドも、映画館の最新音響設備での再生を前提に、舞台の臨場感の立体的な再現を追求している。
さて、歌舞伎舞台の映画館上映と言えば、昨年11月に札幌のショッピングモール内映画館でこの「野田版 鼠小僧」が行われている。東京では初、ということか。
参考:2003.11.08■歌舞伎の舞台を映画上映
なお、東劇は歌舞伎とたいへん由縁の深い劇場である。昭和25年までは歌舞伎興行の専門劇場であった。勘九郎の父、中村勘三郎も当時は「中村もしほ」として東劇で大活躍しており、昭和25年1月の十七世中村勘三郎襲名披露興行も、ここ東劇で賑々しく行われたという。今回の映画興行も、「シネマ歌舞伎第一弾 十八代目中村勘三郎襲名記念上映」と銘打たれている。
上映期間は2005年1月15日(土)〜28日(金)で、特別鑑賞券は1800円(税込)、当日券は2000円(税込)。チケットは東劇、丸の内ピカデリー・プラゼール、渋谷ピカデリーで10月30日より発売中。
シネマ歌舞伎「野田版鼠小僧」特設サイト
値段は普通の映画と同じで、一日数回上映も普通の映画と同じ。イーオシバイの「髑髏城」よりはずっと見やすくなっている。もちろん、映像作品としてのレベルには不安があるけど。(じ)
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