2004.10.10
中日劇場で本番中に殺人事件
「本番中に客席で殺人事件!」と聞けば、誰だって『毒殺か?』『犯人は出演者?』『解決編は休憩の後?』『有罪無罪はお客さんが決めるのか?』と考えるものです。つまり、『殺人事件』は台本に書かれてあるのだと。芝居のネタだと。ところが・・・。
10月9日午後6時半ごろ、名古屋市中区の「中日劇場」の観客席で観劇中の同市西区杉山公啓さん(36)が連れの男にナイフで刺された。杉山さんはロビーに逃げたが受付付近で倒れ、搬送先の病院で出血性ショックにより死亡した。同劇場では愛川欽也、大空真弓らが出演する「名古屋大安吉日物語」が上演中であった。事件発生時は午後3時半からの公演が終わる直前だったため、芝居はそのまま最後まで上演されたという。騒ぎがロビーで展開されたため、本番への影響は小さかったもよう。しかし、救急車の到着などで劇場前が一時騒然となったという。劇場は名古屋市の繁華街・栄のビル9階にあり客席数は約1400。
調べでは、2人は観劇中に2階席でけんかとなり、容疑者が持っていた折り畳みナイフ(刃渡り6・4センチ)で胸などを刺した疑い。杉山さんの死因は出血性ショックだった。2人は大学時代の友人同士。劇場の従業員3人が、杉山さんを追い掛けて客席から出てきた男を取り押さえ、愛知県警中署が殺人未遂の現行犯で逮捕、殺人容疑で調べている。
本番中にケンカですか・・・。その時点でまわりの客に迷惑ですね。今度からは遠慮しないで「止め」に入ろうと思った。しかし、どんなケンカだったのかしら。一人がうるさくて、もう一方が注意したのだったりして・・・。(じ)
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