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2004.10.3
金久美子さん、死去

劇団新宿梁山泊などの舞台を中心に活躍していた金久美子(キム・クミジャ)さんが胃がんのため亡くなった。45歳だった。近年は映画やテレビでも活躍していた。早すぎます。

金さんは昨年6月に胃の摘出手術を受けた。本人には胃潰瘍と説明していたが、関係者の間では胃がんと判明していたそうだ。昨夏には復帰し、映画やテレビに出演していた。演劇活動は控えていたそうだが、病状を知る関係者らが「きちんと舞台を踏ませてあげたい」と、今年3月に劇団時代から親交のある劇作家・鄭義信氏作の「アジアン・スイーツ」3日間公演に主演した。7月に入り、胃以外にもがんが転移し9月下旬に容体が急変した。

舞台では「アジアン・スイーツ」、映画では「またの日の、知華」(原一男監督)が遺作となる。

■金久美子(キム・クミジャ)
昭和33年10月11日、長野県佐久市生まれ。東京経済短大を卒業後、劇団「68/71黒色テント」に入団。昭和61年から劇団新宿梁山泊に所属、「千年の孤独」「映像都市」などでヒロインを演じ看板女優に。平成2年に韓国映画「狂った愛の詩」(キム・ホソン監督)でアジア太平洋映画祭の主演女優賞を獲得。平成7年にフリーとなり映画「失楽園」「笑う蛙」、テレビドラマ「寺内貫太郎一家/2000」「火曜サスペンス劇場警視庁鑑識班」などに出演した。


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