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2004.8.29
イーオシバイが演劇を映画館で上映

演劇の舞台映像をDVD化して販売している(株)イーオシバイが、このたび舞台映像の映画館上映の企画を立ち上げた。その第一弾として、劇団☆新感線『髑髏城の七人(アカドクロ)』を最新デジタルシネマ技術を用いてデジタル上映(丸の内東映)する。

イーオシバイが「ナマが命」の舞台作品を映画館で上映する意義の最大のものは、「もっと演劇を」となるのだろう。人気劇団の公演はチケット入手も困難であり、大都市中心の興行ともなっており、より多くの人に体験してもらいたいという願いは難しい。今回の企画が地方映画館での上映につながれば、観劇人口の裾野が広がることが期待できる。

さらに、テレビやDVDでの観賞とは違った迫力を持って上映できるので、特にエンタテインメント系の演劇でのメリットは大きいだろう。ナマの演劇と、映画との中間の、「新しいエンタテインメント」が作られることにも期待している。「最新デジタルシネマ技術」というのはDLP(デジタル・ライト・プロセッシング=フルデジタル映像技術)の利用のことだが、これによって通常の映画とは違った上映形態が生まれることが期待されている。

上映オフィシャルホームページ
プレス向けリリース
イーオシバイ


さて、どうでしょうか。テレビとどう差別化するかがカギだよね。わざわざ映画館に行ってまで見る価値はあるのかどうか。選ばれた作品は十分魅力的だから、それだけでも見たい気にはなるんだけど。ちょっと期待している。(じ)
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