2004.7.21
亜門、ブロードウェイ上陸日決定!
日本人演出家として初めて宮本亜門がニューヨーク・ブロードウェイに本格的に進出するミュージカル「太平洋序曲」の上演計画が、21日発表された。
公演は全米で最大級の非営利上演組織ラウンドアバウト・シアター・カンパニーが主催。「キャバレー」や「アサシンズ」などが上演された劇場「スタジオ54(約千席)」で、今年11月12日からプレビューを始め、12月2日に開幕。来年2月中旬まで公演する予定。
出演者は米国でのオーディションで選んだアジア系俳優。主演は「M・バタフライ」でトニー賞を受けたB・D・ウォン。日本からは美術の松井るみ、衣装のコシノジュンコが参加する。
この日の会見で宮本さんは「人生の中で最も大きな扉を開ける体験になると思う」と話した。
「太平洋序曲」は、黒船来航で揺れる幕末の日本を描くS・ソンドハイム作詞作曲による異色作。00年に東京・新国立劇場で上演された宮本さん演出の日本語版をソンドハイムさんが見て、02年のワシントンなどでの公演を強く後押し。ブロードウェー進出につながった。
いよいよだ。普通、こんな大きな公演があれば、他の仕事はセーブするものだが、最近の宮本亜門の仕事ぶりといったら・・・やりすぎじゃないのか? とにかく、期待したい。松井るみの美術がブロードウェイでどう受け止められるのかも。それにしても、「全米で最大級の非営利上演組織」ってなんだろう? 民音みたいなものか? 「ラウンドアバウト・シアター・カンパニー」って劇団があったと思うが・・・。(じ)
ニュース募集
|