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2004.6.30
新国立劇場が俳優ワークショップ開催

新国立劇場では、現代演劇の次世代を担う人材の育成のための指導方法及びカリキュラムについての調査研究にあたり、俳優養成コースを試みとして実施する。いわば短期ワークショップだ。8月の13日間、20名募集。

短期間なので、俳優の永続的な養成が目的ではない。あくまでも今回は「指導方法及びカリキュラムについての調査研究」が目的だ。これにより、今後の俳優養成事業の具体化が決まるということだろう。場所は新国立劇場稽古場。受講料は24,000円。講師は西川信廣、栗山民也、宮田慶子、池辺晋一郎、井上ひさし、大笹吉雄、 永井愛、長谷部浩、三田和代など。

現在、新国立劇場では「新国立劇場オペラ研修所」と「新国立劇場バレエ研修所」が事業化されている。やっと「現代劇の俳優養成」が始まるということだ。このことは、「国立演劇学校」の創設へとつながることが期待される。今回の試みが成功することを祈らずにはいられない。


なんだかんだ言っても、発声・滑舌・柔軟体操で演劇の稽古してると思っている劇団は少なくない。ボールを使わずに、うさぎ跳びとランニングだけで試合に臨んでいるようなもんだ。「演技」を語れる指導者は少ない。その状況が変わることを期待します。(じ)
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