2004.3.6
東京都が稽古場提供
東京都の石原慎太郎知事は5日の定例会見で、若手芸術家の支援策として、築地市場(中央区)の空き部屋を演劇のけいこ場に提供し、六本木トンネル(港区)付近の側道(都道)なども巨大壁画キャンバスに活用する考えを明らかにした。
けいこ場は、築地市場の旧管理事務所の一室で約300平方メートル。都内には演劇の練習場が足りないと指摘されていたことから、都内の劇場で公演予定がある若手グループに、約1か月間、電気代などの実費だけで貸し出す。5月から実施する。
石原知事は「築地から世界に通用する作品を生みだしてほしい。ペインティングも、殺風景な都市空間を人間味あるものにしてもらいたい」と期待を口にした。
<中央卸売市場>(築地市場旧事務所スペース)
東京都報道発表
稽古場不足は何度も指摘されているところだが、なかなか増えてこない。雨露さえしのげればいいわけで、特別な設備なども必要ない。今回の場合、300平米と広大だが、一般の小劇場の場合、50平米もあれば充分。電気代の実費が巨額になりはしないか心配なところである。民間の稽古場は安くても一時間2000円ぐらいで、区の施設は4時間ぐらいで500円から2000円ぐらい。都が用意する稽古場も3〜4時間で実費1000円ぐらいなら嬉しいのだが・・・。(じ)
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