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2004.2.5
読売演劇大賞は鵜山仁氏

最近では、一部で「朝日舞台芸術賞」と「紀伊國屋演劇賞」と「読売演劇大賞」を「演劇三大タイトル」とも言うらしい。と言っても朝日はまだ三回目だし、読売だって11回目だ。紀伊國屋は38回。となると並べるのはちょっとどうか、とも思うが、朝日の「寺山修司賞」、紀伊國屋の個人賞、そして読売の「杉村春子賞」を取った藤原竜也を「三冠」と呼ぶのは、かなり納まりがいい。ので、今後は週刊StagePowerでもこの三つを演劇三大タイトルと認定しようと思う。

2月3日、演劇三大タイトルの最後を飾る「読売演劇大賞」が発表となった。全ての部門賞の中から選ばれる「大賞」には文学座の演出家・鵜山仁氏が選ばれた。鵜山氏は最優秀演出家賞にも選ばれた。賞金は200万円。対象となった作品はこまつ座公演「「兄おとうと」、文学座アトリエの会「Just Business」、ひょうご舞台芸術「ニュルンベルク裁判」。

その他の主な賞は次の通り。

●最優秀作品賞=「オイル」(NODA・MAP)
●最優秀男優賞=風間杜夫(「死と乙女」「カラオケマン」などの演技)
●最優秀女優賞=寺島しのぶ(「さぶ」「マッチ売りの少女」「世阿彌」の演技)
●最優秀スタッフ賞=勝柴次朗(「エリザベート」「ニュルンベルク裁判」「世阿彌」の照明)
●杉村春子賞=藤原竜也(「HAMLET」の演技)
●芸術栄誉賞=永山武臣(戦後の歌舞伎界の発展に尽力)
●選考委員特別賞=「詩人の恋」(加藤健一事務所)

読売演劇大賞(YOMIURI ON-LINE)


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