新進劇作家に与えられる第４８回岸田國士戯曲賞（白水社主催）の選考会が２９日開かれ、劇団ペンギンプルペイルパイルズ主宰の倉持裕（ゆたか）さん（３１）の「ワンマン・ショー」が選ばれた。受賞作は、懸賞マニアの男を取り巻く奇妙な人々を描いたコメディー。副賞賞金は20万円。

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なお、最終候補作は下記。選考委員は井上ひさし、岩松了、太田省吾、岡部耕大、竹内銃一郎、野田秀樹。

■最終候補作（作者50音順）
大竹野正典『夜、ナク、鳥』（上演台本）
小川未玲『ちゃんとした道』（小学館『せりふの時代』2003年春号掲載）
小里清『BRIDGE』（上演台本）
鐘下辰男『アンコントロール』（上演台本）
倉持裕『ワンマン・ショー』（上演台本）
内藤裕敬『さらバイ』（上演台本）
本谷有希子『石川県伍参市』（上演台本）