新聞などの報道によると、2003年11月25日午前7時前、東京上野・鈴本演芸場ビル5Ｆで火災が発生、清掃の女性ひとりが死亡しました。原因は電気関係のショートとみられています。

落語協会の発表によりますと、演芸場（3・4Ｆ）には直接の被害はなかったそうですが、5Fの冠水がひどいとのことで、当面演芸場は休館とのことです。また、年内の寄席の営業は自粛するのではないか、との報道も出ています。とりあえず、直近に演芸場で予定されていた落語会は、会場を変更するなどの措置がとられるようです。11月30日に行われる予定の柳家権太楼独演会は、会場を変更して行われるとの発表がご本人のサイトでありました。

今後、この件に関しての公式な発表は落語協会ホームページで行われるようです。街の中心、演芸場の一日も早い復旧・再開を、心よりお祈りしております。

落語協会ホームページ（「鈴本演芸場　休館のお知らせ」）

柳家権太楼「web-gon」

11月30日（日）、一部の全国紙（東京本社版）に、鈴本ビル・鈴本演芸場、社団法人落語協会の連名で「お詫び」の広告が社会面の下に掲載されました。それによりますと、「ビルおよび鈴本演芸場では年内の営業を中止し、平成十六年正月の興行実施を目指し復旧に向け万全の対策を講じております」とのことです。