京都の小劇場界を支えた演劇プロデューサー遠藤寿美子さんが10月18日、心不全のため亡くなられました。66歳。

遠藤さんはアートスペース無門館（現・アトリエ劇研）を設立、数多くの若い劇作家や役者を発掘、多くの分野の舞台芸術の発表の場を提供しました。また　「芸術祭典・京」で演劇プロデューサーをつとめ演劇人と行政をつなぐパイプ役を果たし、伝統芸能の海外公演などにも携わりました。1996年に京都市芸術功労賞、2002年にはサントリー地域文化賞を受賞しています。

告別式は故人の遺志で行わず、12月25日に友人一同の主宰で「アトリエ劇研」（京都市左京区下鴨）で「お別れの会」を執り行う予定とのことです。謹んで心よりご冥福をお祈りいたします。

（京都新聞・毎日新聞より）

参考：2002.07.06■遠藤寿美子さんにサントリー地域文化賞