2003.8.12
復活の「うめだ花月」に小須田演出家が!
吉本新喜劇の発祥地「うめだ花月」が8月12日、大阪・北区曽根崎に復活した。
同劇場に出演するお笑いコンビ「ティーアップ」「FUJIWARA」らとともに鏡開きに参加した吉本興業の林裕章社長は「芸人は観客の皆さんの中で成長させてもらえる。うめだ花月は劇場の原点、聖地みたいな場所。由緒ある場所を盛り上げていきたい」とあいさつ。さらに、「なんばグランド花月(NGK)はメジャーリーグみたいなもの。若手はNGKを目指し、うめだで鍛えてほしい」と話した。
12日からは、オフィス街が近いためOLやサラリーマンをターゲットにした漫才やコントと、新喜劇とは異なる新しい芝居の2本立てで、平日夜(土日は昼夜2回)に公演する。
うめだ花月は昭和34年、演芸場としてオープン、吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」を生み、多くの芸人を輩出した。吉本興業が音楽や演劇などへ多角化を図る中で、平成13年4月に閉館。同7月からは「よしもとrise−1シアター」に改称し、小劇団による演劇場に姿を変えた。しかし吉本興業は今年1月、本業の「お笑い」強化へ方針転換。うめだ花月は寄席興行が中心となる。
さて、この平日夜と土日二回公演として用意されているのが「うめだスタンダード」である。これは月〜金の19時〜21時と、土日の14時〜16時、17時〜19時の週9回公演。6チームが日替わりで出演するもの。ここでの「チーム」とはお笑いグループが2〜3組で結成。それぞれのチームは、ネタもん60分、芝居もん40〜50分を上演する。
そしてそして、ポイントはこの「芝居もん」だ。「芝居」ってぐらいで、台本と演出があるわけだが、最も強力なチームである「FUJIWARA / ビッキーズ」組の演出家として、小須田康人氏が抜擢されたのだった。(そのいきさつは、先週の「ホビロン食堂味噌煮込み」を参照!)
今後の動向を注視したい!
うめだ花月
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