2003.8.1
嘉穂劇場の復興を願い高校生が署名集め
水害により閉館の危機にある福岡県飯塚市の芝居小屋「嘉穂劇場」の復興を願って、地元・筑豊地区九高校の演劇部員が署名活動に乗り出すことになった。全国高校総合文化祭演劇部門の県大会地区予選会場として三十年間、同劇場を使ってきた縁もあり、「ぼくたちの思い入れが染み付いた劇場がなくなるのは嫌だ。お世話になった恩返しをしたい」と話している。
筑豊地区九高校の演劇部員は七月二十九日から同県添田町の県立英彦山青年の家で二泊三日の合同演劇合宿に集まった。各校演劇部員は「嘉穂劇場のために何かできることをしよう」と協議。夏休み中に、劇場再建を願う署名を友人たちに働き掛け、演劇部員一人ひとりができる範囲で劇場の後片付けを手伝うことを決めた。
筑豊地区の高校演劇部員にとって、嘉穂劇場は大切な存在。浅原君ら嘉穂工業高演劇部の生徒たちは七月十九日の集中豪雨で劇場が壊滅的な打撃を受けた後、後片付け作業を手伝ってきた。
署名活動をいつから始め、どこに提出するかなど具体的にはまだ決まっていない。ともかく、筑豊の高校演劇部員は「嘉穂劇場のために」と心を一つに取り組む心意気だ。同劇場の伊藤英昭さんも「劇場を愛してくれる若い高校生たちの協力に感謝したい」と喜んでいる。
(西日本新聞より)
なんかいいよねえ、ノリが「しゃべり場」みたいで。期待しよう。(じ)
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