ぴあが主催する「ぴあフィルムフェスティバル」の今年のグランプリが決定した。ひそかに期待していた上田大樹氏が見事受賞した。素晴らしい！

「ぴあフィルムフェスティバル」は1977年、「第1回ぴあ展＜映像部門＞」の一企画としてスタート。自主映画コンペティション「PFFアワード」をメインプログラムとし、国内外から様々な作品を上映する映画祭である。今年が第２５回。

事前に選ばれた12作品が７月12日（土）から25日（金）まで日比谷・シャンテ シネで上映され、審査員によりグランプリが決定した。今後、新しい企画を提出し、認められれば次回作の製作費支援が受けられる。

なお、上田大樹氏は拙者ムニエルやポツドールなどの舞台作品に映像を提供していた。すでに演劇公演に映像が使われるのは珍しくないが、そのクオリティも高まっている。その舞台での映像作品の質の高さが、ある意味で今回証明されたとも言えるもの。

■ＰＦＦアワード２００３受賞結果一覧＜速報＞

グランプリ	「ＮＥＧ．ＷＯＮＤＥＲＬＡＮＤ」	上田大樹監督
準グランプリ	「鳥籠」	木下雄介監督
審査員特別賞	「Ｈａｖｅ　a　Good　Journey」	小林雄介監督
	「はつこい」	三浦大輔監督 溝口真希子監督
	「えてがみ」	内田伸輝監督
観客賞	「鳥籠」	木下雄介監督
企画賞（ＴＢＳ賞）	「美女缶」	筧 昌也監督
音楽賞（ＴＯＫＹＯ　ＦＭ賞）	「満腹家族」	広田淳也監督
技術賞（ＩＭＡＧＩＣＡ賞）	「流れる」	湯浅弘章監督
コミュニティ賞（ＢＲＯＢＡ賞）	「ＮＥＧ．ＷＯＮＤＥＲＬＡＮＤ」	上田大樹監督

参考■2003.4.21「ポツドールの二人がＰＦＦアワード入選」
ぴあフィルムフェスティバルＨＰ
入選１２作品一覧