ぴあは、NTTドコモの支援を受け、赤外線通信機能を利用した電子チケットのプレサービス「NTTDoCoMo presents　ぴあモバイルチケットシアター」を6月より開始する。対象となるのは、NTTドコモの関東甲信越のユーザーで、赤外線通信機能が搭載された504i/504iSシリーズ、および505iシリーズ、FOMA 2051/2102Vシリーズの利用者。

　今回のプレサービスは、電子チケットサービスの浸透を図りたいぴあと、NTTドコモが共同で検討してきたもの。ぴあは昨年8月、電子チケットと電子クーポンサービスのインフラ構築のため、NTTコミュニケーションズと合弁で新会社「ぴあデジタルライフライン」を設立している。

　プレサービスでは、毎月1回全席電子チケットにより開催される試写会を実施し、通常の劇場指定座席を、公開初日に限って電子チケットを使って先行販売する。試写会は、有楽町朝日ホールで行なわれる。

　応募方法は、対応端末から同社のiモード向けチケット販売サイト「iモードチケットぴあ」にアクセスし、申し込みフォームに必要事項を記入する。なお応募者が多い場合は抽選となる。当選者にはメールで通知され、メール内のURLにアクセスして電子チケット用のiアプリをダウンロードする。

　第1回の試写会「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」の応募期間は、5月19日〜6月8日。以降の試写会は「weeklyぴあ」などで告知を行なう。「iモードチケットぴあ」の利用料は無料で、公式メニューの「ショッピング/チケット」からアクセスできる。

　また、劇場指定席の先行販売の場合は、クレジットカードでの決済を確認後に、試写会と同様の手順でiアプリをダウンロードする。先行販売される作品は、今年11月までに3本を予定している。

　ぴあでは、今秋にも電子チケットを用いた本サービスを開始する見込み。サービス開始時はドコモの対応端末のみとなるが、他キャリアへの対応も検討を重ねていくという。

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