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(727)

2003.5.8
シアターフォーラムがWebへ移行

@ニフティの人気フォーラム「シアターフォーラム」のWeb化が決定した。移行は6月12日。以下、次のスケジュールで実施される。

 5月 8日(木) WEB化移行アナウンス
 6月12日(木) WEB上での「シアターフォーラム」オープン
            フォーラムサイト、リニューアル。
 6月16日(月) パソコン通信上のフォーラム、リードオンリーに
 7月12日(土) パソコン通信上のフォーラム、閉鎖

さて、このニュースは非常に大きな意味を持つのだが、@ニフティ以外の人にはわかりにくいと思うので解説してみよう。なんせ、「FSTAGE」の廃止も意味しているのだから。

インターネット接続プロバイダ「@ニフティ」は、もともとはパソコン通信のプロバイダであり、シアターフォーラムなどの「フォーラム」はパソコン通信上の掲示板(BBS)として誕生した。その特長は、「会員限定」と「文字限定」にある。会員のみに閉じられたコミュニティであり、文字でのコミュニケーションが中心であった。舞台関連をテーマとするシアターフォーラムは1989年12月にスタートした。その後、会員の増加に伴い、現在の4つのフォーラムに分割された。FSTAGE(演劇・演芸)、FMUSICAL(ミュージカル)、FKAGEKI(宝塚)、FDENTOU(伝統芸能)である。この四つのサブフォーラムの総体として「シアターフォーラム(FTHEATER)」は運営されている。

さて、時代は移り、「会員限定」「文字限定」のパソコン通信は衰退し、「一般」を対象として「文字・画像・サウンド・動画」が扱えるWEBが隆盛となった。そこで、@ニフティでも、表現力が増強され、CGIなどのプログラムも扱え、一般のホームページともシームレスにつなぐことが可能な「WEB化」が導入されることとなった。昨年より始まった@ニフティ・フォーラムのWEB化は進行中であり、すでに70程度が公開されている。(@ニフティのフォーラム総数は数百)

WEB化されたフォーラムの特長は、話題によっては@ニフティ以外の会員にも公開されること。これまでの会員限定の掲示板は、「会員限定」「非会員利用可能」「非会員は読むのだけは可能」の三つに設定できる。シアターフォーラムでも、この機能が利用されると予想されている。いくつかの会議室は@ニフティ会員以外にも公開されるだろう。

ところで、シアターフォーラムではこれまでのサブフォーラムは廃止が計画されている。ただし、サブメニューとしてジャンルごとの分類は残る予定である。今後、サブメニューや掲示板のテーマが練られていく模様。

なお、週刊FSTAGEでは、「FSTAGE」というサブフォーラム名が廃止されることを受けて、新たな名称を考えている。と同時に、サイト全体のリニュアルも実施する計画である。今後は、会員限定のフォーラムFSTAGEから離れ、オールジャンルのシアターフォーラムと連動し、より自由に、舞台関連の情報を扱っていく計画である。また、公演に対する膨大なレビューの中からオープンにできるものを選んでデータベース化して公開していく。ご存知のように「えんげきのぺーじ」はシアターフォーラムのレビューの在庫がベースとなり、Webのデータベース機能を利用して1995年に作られた。今回のリニュアルにより、観客のみなさんにとっての有用な情報が提供できるようになるのではないかと期待している。

@ニフティ:フォーラムWEB化情報
シアターフォーラムサイト


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