2003.4.6
「演劇人の会」反戦イベントは盛況
「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」による反戦のイベントが4月5日(土)に紀伊國屋サザンシアターにて開かれた。以下は、通信社の報道。
■舞台から平和訴え=渡辺えり子さんら朗読劇−東京(時事通信)
イラク戦争反対を訴え、劇作家・俳優の渡辺えり子さんらが5日夜、東京・新宿で朗読劇を行った。俳優の林隆三さんや風吹ジュンさんら多数の演劇人が参加。舞台に立つと感情豊かに台本を読み上げ、平和を求める切実な気持ちをせりふに託した。
「まるで花火のような爆撃の映像を見ながら無力感にさいなまれています」。観客席は満員となり、ホールでも多くの人々がテレビモニターを食い入るように見詰めた。
■反戦訴え朗読劇を上演 渡辺えり子さんら60人(共同通信)
劇作家、演出家、俳優ら演劇人でつくる「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」は5日夜、イラク戦争をテーマにした反戦朗読劇を東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演した。
劇作家の渡辺えり子さんや永井愛さんらの呼び掛けに応じ、俳優の林隆三さん、岸田今日子さんや歌舞伎の中村獅童さんら約60人の演劇人が賛同して参加した。
朗読劇は「あきらめない−演劇は非戦の力」と題し、俳優らが台本を手に、米兵士の家族の手紙や戦争で悲惨な境遇にある子どもの手記、ブッシュ米大統領へのアピール、小泉純一郎首相あての手紙などを次々と朗読。
「演劇人の会」は2月に開いた集会での朗読劇の台本を再構成し、開戦後の情勢への思いを盛り込んだ。集会の台本はインターネット上で公開しており、全国の演劇人に同様の朗読劇を行うように呼び掛けている。
■演劇人250人が反戦イベント 東京・新宿で(asahi.com)
俳優、劇作家、演出家ら約250人が呼びかけ人となった「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」が5日、東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで、イベント「あきらめない――演劇は非戦の力」を開き、演劇ファンを含む約650人が参加した。
出演者は観世栄夫、岸田今日子、林隆三、平田満、風吹ジュン、毬谷友子、ラサール石井、渡辺えり子さんら約60人。今回の戦争に関する様々な文章や、紛争地の子どもたちの言葉の朗読、歌などで、イラク戦争反対を訴えた。
定員約500人の客席は参加者であふれ、入りきれなかった人たちは、ロビーのテレビモニターで会場の様子に見入った。
イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会
2003.3.31■4月5日サザンシアター反戦イベント詳細
なお、サザンシアターのキャパは468名だが、約650名ほどが集まり、今回も客席に入りきれずに、ロビーでのモニター鑑賞による参加が多数出たという。さらには、会場に入れず、帰らされた人も多数いたとか。熱い意志を持って駆けつけたのに、入口で帰された人の無念は・・・。
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