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2002.12.03
ダンスとメディアの融合プロジェクト発足

メディア側からのダンスへのアプローチが旺盛だ。このたび発足した「Dance and Media Japan」は「メディアの中のダンス」に注目した組織だ。メディアを使った表現者の活動の場を広めることを目的に、映像作家、プログラマー、WEBデザイナー、グラフィック・ デザイナー、ダンサー、振付家、プロデューサーから構成される組織として、結成された。今後、上映会のほかにワークショップやインターネットを通じた作品の配信など積極的に活動していくという。

現在、演劇でも映像作品を取り入れることは普通のこととなっている。しかし、ダンスにおいては、はるかに強力なコラボレートが行われており、映像作家が「作品」を作り、ダンスとのコラボレーションのレベルにまで達している。ダンスに付随するものではなく、身体表現と同じスタンスでの映像表現を行っているものだ。その意味で、「総合芸術」と呼ばれる演劇なのに、すっかり遅れてしまっていると言えるだろう。すでに、個人がプロと同じハードやソフトを使って映像をハンドリングできる時代となっているのに、演劇での映像使用は1割にも満たない「特別なもの」に位置づけられると言える現状だろう。

なお、Dance and Media Japanでは、ダンスに関するビデオ作品を公募している。2003年春にドイツ文化センターで開催される「ダンス+ビデオ 2003」にて公開する計画。ダンスに関するビデオ・アート、ダンスの舞台記録、ドキュメンタリー映像、カンパニーのプロモーションビデオなど、15分以内の作品を求めている。

また、スカパーの演劇専門チャンネル「シアターテレビジョン」で振付家、ダンサー、映像作家など、新進気鋭の日本のクリエイターたちが創った、短編ダンス映像作品を、11月から来年1月まで、3回シリーズで紹介している。どれも15分以内のオリジナル・ショート・フィルムが、約30本。

Dance and Media Japan


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