2002.09.02
東京グローブ座をジャニーズが買収
シェークスピア作品の上演などで知られ、財政難から7月いっぱいで休館した東京・新大久保の劇場「東京グローブ座」を、大手芸能プロダクション「ジャニーズ」グループが継承することが有力になった。
同劇場は88年、新宿区西戸山の大規模再開発の一環として開場した。英国のロイヤル・シェークスピア劇団(RSC)などの招請や、「子供のためのシェイクスピア」シリーズなど、個性的な活動で演劇ファンに親しまれてきたが、制作費の累積赤字が経営を圧迫。休館方針を3月に発表し買い手を探していた。
ジャニーズグループはすでに価格提示もし、売買交渉は詰めの段階に入っている。ジャニーズ側は新会社を設立して経営に当たる方針で、RSC招請など従来手掛けてきた事業の継承にも配慮したいとしている。
ジャニーズグループは、人気アイドルグループ「SMAP」や「Kinki Kids」などが所属するジャニーズ事務所を中核とした芸能プロダクショングループ。
同劇場を運営している新宿西戸山開発は、「まだ正式に決まったわけではない」と話しているが、10月には、同グループが製作した映画をグローブ座を借りて上映することが決まっている。
以上、朝日新聞・asahi.comなどで発表
|