インターネット証券大手のDLJディレクトSFG証券は、各種公演や音楽CDなどのエンターテインメント事業について、個人投資家からネットを通じて資金調達を始めると発表した。

投資家は、チケットやCDの売り上げによって配当を受けるもの。第一弾として12月に東京で公演する「中国雑技」を手がける。募集する公演資金は２億円。出資金は一口10万円。DLJには１％の手数料が入る。

欧米では音楽関係ビジネスの証券化が数年前から行われていた。ミック・ジャガー債やジョージ・マイケル債などが有名。韓国では、映画の証券化が人気だという。わが国では、テレビゲームの「ときめきメモリアル２」が証券化された。これらは、配給収入や販売枚数の量によって、配当が決まっている。はたして、エンタテインメント分野の公演が、どこまでの出資を集められるのか、注目だ。