2002.07.01
東京グローブ座いよいよ休館へ
かねてから伝えられていた東京グローブ座の7月休館がいよいよ迫っている。再開のために、買い手を捜していることが伝えられ、某大手プロダクションの名前なども挙がっていたようだが、どうやら・・・。
ロイターが伝えたところでは、シェークスピア・グローブ・シアター・カンパニーや、ロイヤル・シェークスピア・カンパニーなど、海外の一流劇団による来日公演はチケット完売が続く一方、その他の公演は観客数が伸び悩んでいたという。
一流劇団を招待する莫大なコストと、同劇場での公演を希望する劇団数の減少が、経営を圧迫した。同劇場の山田翰弘支配人はロイター通信に対し、景気低迷でどの劇場の経営も難しくなっていると指摘したそうだ。また、バブル景気の1980年代後半に、同劇場の経営会社が抱えた多額の負債が、休館の一因となったことを明らかにした。
東京都は同劇場の建物を、引き続き劇場として運営する考えを表明しているという。
最後の公演はグローブ座カンパニーの「ヴェニスの商人」(7/17〜28)、大江千里コンサート(7/29〜31)となる。
やっぱり、「観客数の伸び悩み」とか、「公演を希望する劇団数の減少」ってのは、あるんだねえ。また、「景気低迷でどの劇場の経営も難しくなっている」なんてことが明言されちまっているんだねえ。(じ)
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