2002.05.01
平田オリザが花緑に新作落語書き下ろし
この秋、平田オリザ書下ろしの新作落語が、落語界のサラブレッド柳家花緑によって上野・鈴本演芸場で上演される。
花緑は2000年の利賀フェスで山の手事情社「印象 夏の夜の夢」(構成・演出:安田雅弘)で、「夏の夜の夢」の劇中劇を落語でやっている。それを見た平田オリザ氏から「一緒にやりたい」旨のオファーがあり、柳家花緑独演会(鈴本10日間)へとつながった。
平田氏によると、テーマは「史上最大の落語」とか。スターリンとルーズベルトとチャーチルが話をする洋モノ落語「ヤルタ会談」をメインに、電子と陽子と中性子の話などが絡む。もちろん、現代口語だ。・・・どうなることやら。
野田秀樹が歌舞伎をやり、水谷龍二が2000年に歌舞伎を書き、明治座では「居残り佐平次」の作・演出をやる。かと思えば、新感線のド派手芝居が大手芸能プロと組んでメジャーになっている。いろんな融合、提携があって、面白いね。(じ)
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