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(503)

2002.02.21
パル多摩フェス出場劇団の紹介

小劇場劇団の登竜門とも呼ばれる「パルテノン多摩小劇場フェスティバル2002」の事務局から、今年の出場劇団の紹介文が届いた。いろんな意味で面白いので転載しよう。

【出場5劇団プロフィール】(上演順)

◆ 4/19(金) 劇団 夢現舎(むげんしゃ)
「止まれ、赤ずきん」

俳優・演出家である小竹林早雲の演技レッスンを2年間受講したメンバーが、小竹林と共に'97年、「夢」と「現実」を行き来できる集団という願いを込め結成。基本修練を重視し、暫くは公演を行わない方針をとる。約3年間の修業期間を経て、2000年11月日本演劇史上初の試みである「3劇場3週連続3演目すべてオリジナルによる旗揚げ公演」を敢行。今年2002年秋にはロンドン公演を予定。世界中の人々を楽しませることのできる劇団を目指している。
                           

◆ 4/21(日) ひげ太夫
「駒嵐」(こまあらし)

1998年結成。日本で唯一の「出し物芸」を追求する団体。観客の想像力を拝借して壮大な東洋活劇を繰り広げる。大道具小道具をほとんど使わず、出し物師の体と声で日没からハトサブレまで表現してきた。また独自に開発した武術や、パート分けして口で奏でる効果音楽、組体操、長唄のような趣の「ひげ太夫節」など、見処多数。2000年千年文化芸術祭でW受賞。今年は、ガーディアンガーデン演劇フェスティバルinスフィアメックスに出場する。

◆ 4/24(水) 劇団、本谷有希子
 女の病気シリーズ?「反感の嵐」

本谷有希子を中心に2000年夏に旗揚げ。劇団員は種田茜一人。残りの俳優を上演作品ごとに招くプロデュース制によって作品を作り上げている。本谷自身は舞台に立たずに脚本・演出に徹し、女の「客観」と「感情」の摩擦を、笑いを織り交ぜながら緻密な構成によって描き出している。観客を惹きつける強いエンターテインメント性と、舞台の冒頭から全く崩れることのない統一された世界観に定評あり。

◆ 4/26(金) play unit-fullfull 
「サウザンアイランド」

2000年8月、ヒロセエリの個人プロデュース団体として旗上げ。同年10月、第一回公演「アイダ」の上演を機にユ  ニットとして活動を開始。毎回、メンバーの他にワークショップや客演により様々な役者が参加。日常の毒をクレージーに切なく描く、のほほん脱力系ドタバタコメディーという新しい感覚がうけて急成長をとげている。出場参加規定である「旗揚げ公演より3公演目以上上演」という条件をぎりぎりクリアしての登場。

◆ 4/29(月・祝)劇団☆世界一団
「スペースラブ」

1993年、神戸大学OBを中心に旗揚げ。生バンドやDJを取り入れたり、本格的な会話劇で笑わせたり、実験的なパフォーマンスをしたりと様々な作品を発表している。「おもちゃ箱をひっくり返したようなお芝居」とたびたび称される彼らの最大の特徴は、グルーヴ&ポップ。親しみやすい役者陣、少々込み入った物語性ある舞台で観客を惹きつけ、人気急上昇。関西地域のみでなく、定期的に東京公演も行い、確実にファンを増やしている。

パル多摩ホームページ

参考:12.27■パル多摩フェス出場劇団決定!


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