2002.02.14
イープラスが売れ残りチケットの割引販売を開始する
日本経済新聞が伝えたところによると、チケット販売大手の(株)エンタテインメントプラス(イープラス)は4月から、売れ残っている興行チケットをインターネットで低価格販売するという。歌舞伎、オペラ、演劇、クラシックコンサートなどが最大7割引きになる。4月に日本に進出するネット旅行の欧州最大手「ラストミニット・ドット・コム」とも提携し、売れ残り旅行チケットを扱う。初年度20億―30億円の取扱高を目指す。業界初の試みで、興行チケットにもデフレ時代に対応した価格競争が生まれそう。
割引は2週間前になっても売れ残っている公演が対象。イープラスが主催者からチケットを買い取るなどして、インターネットで会員登録している110万人に3割―7割引きで販売する。演劇、クラシックなどでは一部の人気公演を除けば、4割程度が売れ残る例が多いことに着目した。将来は米メジャーリーグの野球観戦券、映画鑑賞券やポップスコンサートなどにも拡大するという。
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