2001.12.22
北とぴあの舞台点検中に死亡事故
12月21日14時35分ごろ、東京都北区にある劇場「北とぴあ・さくらホール」(キャパ1,300名)の保守点検作業中、作業員5名が奈落(ならく)で迫り(せり)と舞台床面に挟まれるという事故があった。本来、迫りが上昇した場合、舞台床面が開いていないと安全装置で停止する機構になっていたが、作動しなかったという。この事故で1名が頭の骨を折るなどして死亡、2名が重傷、2名が軽傷を負った。
警視庁王子署は業務上過失致死傷の疑いで調べている。しかし、「過失」というよりは「故障」かもしれない。いずれにしても、周りのスタッフの不注意が責められるのは避けられないだろう。
北とぴあと(財)北区文化振興財団の公式ホームページ「緊急のお知らせ」
舞台ってのは事故は少なくない。死亡事故も毎年のように起きるものだ。そのことを裏方さんは肝に銘じておかねばならない。(じ)
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