2001.12.09
最近の演劇関連書籍から
2001年11月発刊の「日本現代演劇史 昭和戦後篇2」は大笹吉雄氏の著で白水社から出た。値段は・・・24,000円・・・マジですか。労作でしょう。
今回紹介したいのはこれじゃありません。大笹さんは「戦後演劇を撃つ(中公叢書)」も10月に出してます。こっちは1700円。ですが、これでもありません。
あと、小谷 喬之助著の「劇場物語」が相模書房から11月に出てますね。1600円。劇場は各時代の社会とそこに生きた人々との交流の歴史を色濃く反映している、ということで、劇場が成立してきた歴史的・社会的環境、舞台表現や劇場運営に関わる諸問題を考え、実際の劇場計画の道程について述べています。
が、ちょっとチェックしたいと思っているのは下記。平田オリザ氏の「芸術立国論(集英社新書)」だ。2001年10月刊で、660円と安い。新書ですから。現代日本人にとっての芸術の位置付けを「芸術文化基本法」と関連づけて論じている。芸術を守ることは、芸術家の保護ではなく、市民を守ることだとか。そこなんだよねえ。
芸術立国論
(集英社新書 0112)
著者: 平田 オリザ著
出版:集英社
サイズ:新書 / 218p
ISBN:4-08-720112-0
発行年月:2001.10
本体価格: \660
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