2001.11.29
三谷幸喜の演出バックステージ放送へ
先日、三谷幸喜の作・演出の舞台「グッドニュース・バッドタイミング」が沢口靖子、伊東史朗らの出演で上演されたが、そのバックステージ風景がNHKによって放送される模様。
これは、朝日新聞に連載中の三谷幸喜のエッセイで明らかにされたもの。NHKの地上波での放送なのか、BSでのものになるのかはいまだ不明だが、年末のスペシャルあたりでの放送が予想される。
何が特筆すべきことであるかと言えば、これが「メイキング」ではなくて「バックステージもの」になりそうな予感があるからだ。「メイキング」の場合は演出が入るわけだし、それでなくても演劇人は「作りこむ」嫌いがある。しかしながら、今回の場合、エッセイでも幾度も紹介されたが、現場での三谷自身の右往左往が明らかになってしまうのではないかと思われる。
舞台作品は、大きなものから小さなものまで、冷や汗もので作られるのが一般的だ。しかし、それを表にすることをためらう創り手が多いため、あまり紹介されることは少ない。が、三谷幸喜はエッセイにてその現場を「笑い」にくるんで紹介してきている。今回は、作り手がNHKなのでちょっと心配はあるが、死に物狂いの情けなさが明らかになることを期待したい。
ところで、いつ放送になるのかわからにゃいのですが(とほほ)、ニュースを掴んだかたがいらっしゃったら、メールでお知らせください。(じ)
詳細情報追加(情報提供多謝>提供者)
NHK BSハイビジョンで放送予定!
ハイビジョンスペシャル
「いま裸にしたい男たち」 三谷幸喜(コメディ作家)
12月24日(月) 19:30〜21:30
現在、コメディを書かせたら右に出る者なしの喜劇作家。1983年、劇団・東京サンシャインボーイズを結成し、舞台では「12人の優しい日本人」「笑いの大学」、テレビの脚本家として「王様のレストラン」「古畑任三郎」、映画監督で「ラヂオの時間」「みんなのいえ」とヒット作を連発している。計算しつくした伏線の張り方、読みを裏切るストーリー展開のうまさが際立つ。また、作家としてだけでなく、茶目っ気たっぷりに自らの姿をメディアにさらし、幅広い女性層から人気を博している。
彼は今、10月に公演予定の新作劇に取り組んでいる。伊東四朗を主役に「笑えるだけ笑えて後には何も残らない究極のコメディ」を作るという。どのようにして笑いを生み出すのか? その新作の制作過程を密着ドキュメントして、“笑いの職人”にこだわる喜劇作家の素顔に迫る。
|