2001.08.25
Joinが「ぴあと演劇」を特集
(社)日本劇団協議会の機関誌「Join」(季刊)の33号(2001.7)で、「これからのぴあと演劇」と題した懇談会の様子が掲載されている。これは、2001年3月16日にぴあ(株)の演劇事業部長・杉本吉彦氏(週刊FSTAGEの取材時にも対応してくださった人)と、79劇団(日本劇団協議会加盟47劇団、非加盟32劇団)が集まって行われたもの。
議題はもちろん、2001年1月のぴあリニュアルを受けての、その編集方針の今後についてである。そこでは、4月以降の再度のリニュアルが発表されている。また、チケットぴあの「登録手数料」に関し、一律3万円(以前は1万円だった)であったものを、公演チケットの額により変化させることが発表された。すなわち、チケット代が2000円以下の場合は15000円、3000円以下が2万円、3000円以上が3万円である。4月以降に実施される。
ところで、演劇情報欄の中に「必チェック おすすめステージはこれ!」というページがある。毎週、2ページぐらいに中に20公演程度が紹介されている。この枠は5万円で公演主催者が「買う」ページだったのですね。勉強になりました。
この特集では、ぴあにおける「演劇」の位置付けも紹介されている。読者アンケートでの「読者が求める情報」が映画・音楽が中心になっているそうで、次にスポーツなのだそうだ。結局はここに行くわけだ。「演劇」の活性化こそがポイントということだろう。
「これからのぴあと演劇」というイベントに79劇団、110人もの人が出席したことの意義は大きい。演劇はぴあを必要としている。ぴあは演劇を必要としていないわけではない。その相対的な位置付けが高まることを期待しよう。
(社)日本劇団協議会
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