近畿厚生局麻薬取締部は２０日、大麻を持っていたとして、タレントいしだ壱成を大麻取締法違反（所持）の疑いで現行犯逮捕した。

　調べによると、いしだ容疑者は２０日午前１０時ごろ、大阪市中央区内で大麻約２グラム（末端価格約２万円）を所持していた疑い。調べに対し、「大麻は自分のもので、東京方面で買った。以前から吸引していた」と供述しているという。同麻薬取締部に「（同容疑者が）薬物をやっているようだ」という情報が寄せられ捜査していたという。

　いしだ容疑者は８月７日から大阪松竹座で催されている舞台「大江戸ロケット」に主役として出演し、７月下旬から大阪市内のホテルに滞在。２０日は休演日だった。

　所属事務所は「社会全体の薬物禍が大きな問題になっているおりに、こういう事件を起こしたことは言語道断。事件の全容が解明され次第、事務所として必ず社会的責任を取らせる所存です」とのコメントを出した。

　舞台はホリプロと「劇団☆新感線」が共同で企画。連日ほぼ満席だったが、予定されていた２６日までの公演は中止になった。９月の東京公演（青山劇場）については「代役を含め２、３日中に結論を出したい」としている。大阪の残り公演のチケットは２１日から払い戻すという。

アサヒコム