2001.06.05
東京・大阪で吉本興業が新劇場オープン
「お笑い」をキーワードに音楽やスポーツの分野へも進出する芸能プロダクション吉本興業が、相次いで劇場をオープンさせる。舞台への取り組みも強化ということだろうか。
大阪梅田より徒歩5分の立地にある吉本興業が経営する「うめだ花月シアター」が今年4月をもって閉館した。このたび、3ヵ月のリニューアル工事のあとに「よしもとrise-1シアター」として小劇場をターゲットにした演劇用の劇場としてOPENする。
吉本興業が演劇専用の劇場を立ち上げるのははじめての事。劇場を通して「関西小劇場界」をバックアップしていきたいという意向で“小劇場ブーム”再来の起爆剤になるのではないかと期待が高まっているとか。キャパはまだ確定ではありませんが250〜300席を予定。当面は一般の貸館業務はおこなわず吉本興業との共同プロデュースという形態でソフトを発信。秋からはワークショップ、来年春には演劇祭などのラインアップを予定している。柿落としは、7/28より関西若手エンターティメント系劇団から看板クラスをあつめたプロデュースユニット「KANSAI BREAKER」による公演となる。
新劇場のブレーン及び「KANSAI BREAKER」のプロデューサーとして、劇団赤鬼プロデューサーの高見健次氏が参加している。
詳細は「KANSAI BREAKER」公式Webサイト
東京でも、新宿の駅ビルに吉本興業の所属タレントが連日出演する新劇場「ルミネtheよしもと」が誕生した。若手からベテランまでが総出演する吉本の東京攻略の戦略拠点となる。
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