週刊情報誌のぴあが創刊900号を記念して、大きくリニュアルを行なった。年初にも大きなリニュアルを行なったが、その時の非難を受けての、「改良」である。はたしてその実態やいかに。

驚くべき変化だ。週刊FSTAGEでは、年初のリニュアルに際し、ぴあ編集部演劇事業部に対し取材を行ない、そのリニュアルの方向を特集として紹介したが、900号記念号に向けて、どの程度の改良がなされるのかと、半信半疑であったわけだ。が、こうして実物（４月16日発売の4.23号）を見ると、ちょっとした感動に浸ってしまう。

どうでしょう？

細かい分析は、今後、企画室の特集ページで行なうが、見たところ、フォームは音楽ページと同じながら、その掲載情報は詳細であり、作・演出や出演者という演劇欄ならではのデータ掲載に成功している。また、チケぴで扱っている情報のすべてを載せることと、チケぴで扱わない公演情報の掲載の両立も実現している。「全部載せられたらいいのにね」という願いをちゃんと実現した。これは、もう、素晴らしいんではないだろうか。

さてさて、かと言って、手放しで褒めるのは、甘すぎるかもしれない。いや、ちゃんとアラを探していきます。雑誌ぴあとネットのぴあとをウォッチするのは読者の使命とも言えるものですもの。何か見つけたら、こっそり編集部へメールするか、堂々と掲示板で紹介してくださいませ。