2001.02.25
日本劇団協議会の「20世紀私の思い出に残る舞台」集計まとまる!
社団法人日本劇団協議会の機関誌:季刊Join31号(2001.1)によると、一般観客や演劇人に対して行なったアンケート「20世紀私の思い出に残る舞台」の集計がまとまった・・・いや、まとまらなかった。
この企画、20世紀100年のあまたの演劇作品の中から、各人3つまでを選んで応募するというもの。この週刊FSTAGEでも開催情報を発表し、応募を促した。応募数は245、演劇関係者が175、一般観客が70である。年代別では、下表の通り。
| 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 未記入 |
総計 | 10 | 63 | 48 | 48 | 32 | 22 | 15 | 7 |
演劇人 | 3 | 40 | 29 | 35 | 30 | 21 | 12 | 5 |
観客 | 7 | 23 | 19 | 13 | 2 | 1 | 3 | 2 |
で、その集計結果だが、まあ、びっくりするぐらいバラバラである。当然といえば当然かもしれないが、複数の人が挙げている作品というのが思いのほか少ない。それでも、「パンドラの鐘」などの新しい作品に票が集まる傾向は見て取れる。と言っても、ある年代から上の人には全く相手にされていないわけで・・・。
季刊Joinには、そのすべての回答とコメントが年齢別、所属別に掲載されている。あの劇団のあの方の選出や、あの劇場主の選出と言ったものまでが見て取れる。検証座談会のコメントを含め、全25頁にわたって掲載されている。
(季刊Joinは1冊定価500円、年間4冊1500円)
問い:劇団協
劇団協ホームページ
|