2000.12.30
ぴあに外部から資本注入、週刊ぴあのリニュアルにも注目!
「ぴあ」に初の外部資本が注入されることになった。ソニーなどが13億円を出資する。電子チケットでの提携が行われる。
チケット販売大手の「ぴあ」は12月27日、電子チケットシステムの実用化で、ソニーなど五社と提携したと発表した。また、経営基盤を強化するため、この五社を引き受け先に一株(額面五十円)二千六百円、総額十三億円で第三社割当増資を実施した。ぴあに外部の資本が入るのは初めて。
提携するのはソニーのほか、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、京セラ、凸版印刷。ぴあは、ICチップを組み込んで入場券代わりに利用できる電子チケットシステムを開発しており、五社と共同で実用化を図る。
出資比率は、矢内広社長ら創業メンバー3人が81%、創業メンバーを除く役員が8%、従業員持ち株会が4%、ソニーなど五社が各1.4%となる。
また、週刊ぴあの年明けからの演劇欄のリニュアルが注目されている。劇団側に伝えられたところによると、これまでのチケットぴあの公演登録料が3万円になるということであり(これまでは1万円)、また、チケットぴあでの扱いを行わない公演の週刊ぴあへの掲載が小さくなる(あるいは無くなる)ことも計画されているとか。これまでも、チケットぴあを利用しない公演は、公演該当週1回のみの掲載だったが、今後は公演に関する情報が減らされる模様。
今後、週刊FSTAGEでは、このぴあの演劇欄に関する動向について、追跡レポートを企画している。劇団サイドのご意見なども、編集部宛てにお送りいただければ幸いです。
メール:週刊FSTAGE編集部
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