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(354)

2000.12.15
舞台「野獣郎見参」製作発表をネットで生中継

 舞台「野獣郎見参」の製作発表会をニッポン放送が2000年12月15日に開催した。インターネットを通じてストーリーミング配信したもので、同社によれば演劇界では初の試みだという。

 ニッポン放送はこの中継に先立ち、10月13日に公式サイトを開設、その中で製作発表の生中継を告知していた。サイトに掲示板を開設しておいたほか、発表会の途中でファンの書き込んだ質問に答える時間を設け、出演者や演出家がパソコン画面に表示された質問に直接答えていく方式を採用した。

 インターネット中継は、観客層を意識して会社の昼休みである12時から行なわれた。中継はビデオカメラを会場に設置し、Jストリーム(本社:東京都港区)が管理する動画配信用Webサーバー経由で、Webサイトからストリーム配信した。映像の再生にはプラグ・イン・ソフト「RealPlayer」を使用した。

 東宝アドではこの中継の反響を見て、今後は稽古場などから生中継してファンと交流対話する企画を考えているという。

 主役となる「物怪野獣郎」にはドラマ・舞台で活躍中の堤真一、相手役には高橋由美子が出演する。新感線の看板役者である古田新太は悪の根源・芥蛮獄(あくたばんがく)役を演じる。その他の出演者は松井誠、手塚とおる、前田美波里など。脚本は新感線の座付き作家である中島かずき氏。再演にあたっては新たな役どころを加えるなど大幅に手直ししたという。あらすじは「時は平安。乱れた世界に物怪がはびこる京の街を舞台背景として、主人公の不死身な男・物怪野獣郎(堤真一)が旅の途中で出会う女・美泥(高橋由美子)の不思議な運命に巻き込まれていく」といったものだ。なお、公演日程は、東京が青山劇場で2001年3月12日から31日、大阪はシアタードラマシティーで4月5日から4月14日。

野獣郎見参の公式Webサイト

(日経BizTech配信)


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